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公益社団法人奄美大島青年会議所 第63代理事長 沖 道成 バナー

Top Message

理事長所信

公益社団法人奄美大島青年会議所 2024年度スローガン

Happy Communication

~丁寧な対話と共感力で自分の可能性を拡げよう~


基本理念


意を宣べる。
言語化コミュニケーションで、より良い未来をつくる。


基本方針


自分を見つめ、相手に共感した組織の再構築

お互いに学びを深めるチーム体制づくり&他団体との連携強化

地域の未来を想う、笑顔広がる青少年育成事業

継続事業のリノベーション

会員拡大・JC運動の広報活性化


理事長所信


「何のためにJCに属しているのか?」
「今取り組んでいるその事業は自分にとって、そして地域にとってどんな価値があるのだろうか?」

僕のこと

2011年、私は家業を継ぐために故郷である与論島に帰ってきました。

『家業を継がせるため』という父親の半ば強引な大義名分により、私は納得のいかない気持ちを抱きながら久しぶりに島に戻ったのを憶えています。

しかしながらそんな思いとは裏腹に、帰郷すると近所のおじちゃんおばちゃん達が「おかえり!待ってたよ~」と笑顔いっぱいに声をかけてくれたことがとても嬉しく、小恥ずかしい気持ちになったことを今でも思い出します。それは私の原点がここ(与論島)にあることを痛感した出来事でした。そんな出来事があり、私が島に帰ったのは家業を継ぐためという目的だけでなく、お世話になった人たちや育ててくれたこの島に感謝を捧げること、恩返しがしたいと思えるようになりました。

それから生まれ島で社会人としての生活が始まり、同級生や先輩たちとの夜の付き合いも増え、なんとなく島での生活が楽しくなってきていた頃、ある飲み会での友人の言葉にとても違和感を覚えました。

『どうせ島なんだから何やっても変わらないって!』

私自身何か大きな変化を望んでいたわけでもないし、島民の生活を劇的に豊かにする術を持ち合わせていたわけでもありませんでしたが、同世代の人間が20代の内に“諦める”という選択をしてしまっていることが残念で悔しくて堪らなく、とにかくその言葉がずっとひっかかりました。

「生まれ育った島の自分の原点」、「地域の未来を諦める姿」そのようなことに触れてから、私自身が何で恩返しできるだろうか?同世代の人たちが島を豊かにすることを諦めないために自分に何ができるのか?を考え始めました。日々の中で感じた小さな不満や改善の余地が、地域にとって大きな可能性を秘めているのではないかと。

そんな頃、青年会議所の先輩から入会のお誘いがあり、自分に何か出来るのであればと思い私のJC活動がスタートしました。

入会してからどっぷりとJC活動に参加出来ているわけではありまでんでしたが、地域の魅力を引き出し、若者たちに未来への希望を与えることを目指し、地元の青年たちと協力して様々なプロジェクトを推進する先輩方に追いつけるよう、活動に参加する中で私自身の自己成長を感じる機会が何度もありました。

特に、2015年に開催した「与論町長選挙に伴う公開討論会」では実行委員長を務めさせてもらい、立候補予定者のスケジュール調整から始まり、選挙管理委員会との公職選挙法の確認、町民からの質問募集、広報活動などたくさんの経験を積むことができました。公平性の担保、後援会に理解してもらうこと、町民からの過度な要望など、大変なこともありましたがそれらも更に公開討論会の価値、JC活動の意義を感じられた経験でした。

自分を見つめ、相手に共感した組織の再構築

先輩方が紡いだ私たちの組織は、他の地域青年より一歩先に踏み出して、積極的に地域社会と連携しながら地域の声に共感した先に新たな事業を推進し、明るい豊かな社会の実現に向けて取り組んできました。

しかしながらここ数年間、私が執行部としてメンバーと関わる中で、今の奄美大島青年会議所の姿を単刀直入に申し上げると、「参加が億劫に感じる団体」になっているのではないかなと感じています。

例会への参加率が4割以下という現状が物語っているように、メンバーとの会話の中には会議が多くて仕事や家庭の時間が奪われている、議案書作成のモチベーションがあがらない、JC活動が自分にもたらす価値を感じられない、などなど。

会話の中に散りばめられたそのネガティブな思いを無視して「とにかくやってみろ。やった先に見えてくるものがあるから」とは、なかなか言い辛い組織になっていると感じます。

様々な要因はあると思いますが「やらなきゃいけないこと」が先行し、本来の自己成長のためにJC活動を楽しむこと、地域発展のためにJC活動を活用することができなくなっているのではないでしょうか?

数年前から、一般社団法人化や定款規則の変更など参加しやすい組織にするための組織変革の可能性を探ってまいりましたが、まだまだ完全に打開できない状態です。自身・組織の持続可能な成長を遂げることを求め、互いを高め合い、未来に向けて共に歩む覚悟で再構築に取り組んでいきます。

再構築の過程では、オープンかつ透明なコミュニケーションが不可欠です。何が負担になっているのか?参加したくない理由は?メンバーひとりひとりの思いに耳を傾け、自らの価値観やビジョンを率直に表現し、個々のメンバーが持つ多様な経験やアイデンティティを尊重し合うことで、組織全体がより強固な結束を築くことができると信じています。

お互いに学びを深めるチーム体制づくり

JCは、お互いに学びを深め、成長し続けることを重要視している組織だと思います。

VUCA時代と呼ばれる現代において、学んで成長を求めることは必須事項となっていることは周知の事実です。

自己成長・会員の資質向上のためには、何事に対しても自分から学ぶ姿勢が必要だと感じていますが、なかなか仕事や生活をしながら時間をとることが難しく後回しになることが多くなってしまいます。

だからこそ、そんな時代においてJC活動を活用することはとても有用だと感じています。JC活動を推進する中で、地域の課題や自分の至らなさに気づき、それらを解決するために学びを深めていく。JCに所属している価値のひとつではないでしょうか。

また昨今、ダイバーシティ(多様性)インクルージョン(受容性)の重要性が広く認識されるようになりましたが、学びにおいても異なるバックグラウンドやスキルを持つメンバーが集まり、多様性を受け入れることで、新しいアイディアや視点が生まれます。

そのような学びを深めるためには、双方向コミュニケーションが欠かせません。オープンで建設的な対話を通じて、メンバーが自らの考えや経験を過去の成功や失敗から得られる教訓もシェアし、お互いに学び合う環境を築いていきます。

さらに、メンバー内でのメンターシップとフィードバック文化を醸成し、挑戦することを応援し失敗しやすい環境を整え、例え失敗でもそれを前向きな学びと捉え、個々の成長につなげることが、チーム全体のパフォーマンス向上に繋がると考えます。学びと成長の輪を、JC内に留めることなく、地域の他団体にも拡げていくことで地域に強固で柔軟なチームが形成され、地域全体の発展につながると確信します。

奄美群島には、社会活動や経済活動による地域貢献を目指す様々な青年団体があります。それぞれが歴史や特色は違いますが、地域を愛し誇りに思う気持ちや地域をより良くするために活動する点は同じだと思われます。少子化や価値観の多様化による会員の減少はそう簡単に食い止めることができないからこそ、他団体と交流や連携強化を図り、お互いに学びを深めるチーム体制づくりを目指し、青年たちが共に成長し、異なる視点からの知識やスキルを結集することで、より効果的で持続可能な地域貢献の挑戦を最大化することができるのではないかと考えます。

地域の未来を想う、笑顔広がる青少年育成事業

青少年育成事業は、青少年たちが夢や希望を抱き、地域社会に自信を持って貢献できる環境を構築することが重要です。彼らが地域の宝となり、笑顔が広がる未来を築く手助けとなることを目指しています。

『わんぱく相撲大会』『ちびっ子サッカー大会』は、当青年会議所の長い歴史をもった青少年育成事業です。事業では、青少年が持つ可能性と情熱を最大限に引き出すために、専門的なスキルだけでなく、コミュニケーションや協力の重要性も強調し、将来の社会で必要とされる力をバランスよく養っていきたいと考えています。

また、事業を通じて子どもたちが地域の方々と触れ合うことで、青少年たちが自らのアイデンティティを発見することや、勝ち負けを互いに尊重し想い合える多様性を受け入れる環境を提供します。笑顔が広がるだけでなく、青少年が自信を持ち、他者と連携する力を身につけ地域社会において新時代の一翼を担う存在となることを目指します。これらの事業を通じて、未来の地域社会がより輝くものになるよう、精一杯取り組んでまいります。

継続事業のリノベーション

継続事業の既存プロセスや地域への貢献度を見直し、事業構築にかかる時間を削減することを目指します。有効なデジタルツールの導入を実施し、事業構築の効率化と生産性向上を図ります。また、会員のスキル向上やチームの協力体制の強化を通じて、誰かひとりの負担にならない環境を整備すること、持続可能な事業体制を確立していくことが必要と感じています。

会員拡大・JC運動の広報活性化

2022年にHPの刷新・Instagramの開設などを行い情報発信の土台が整っておりますが、なかなか活発な運用が出来ずにいます。釈迦に説法的な話ではありますが、幅広いメディア、プラットフォームでJC運動、活動の目標や成果などプロセスのストーリーを発信することでJC運動の価値を広く知ってもらうことができます。どんな組織なの?という他者に対しての名刺代わりになるものと考えますので、事業開催の報告だけでなく、事業の準備段階の進捗や例会の開催など様々な情報の発信に努めます。

魅力溢れる活動に賛同してくれる仲間や応援者が増えれば、自ずと会員拡大の意欲も高まっていくと考えます。

メンバーの皆さまへ

2019年12月に始まったコロナ禍も落ち着き、色んなことが以前の姿を取り戻しました。苦しかった4年間を経て私たちは、暗闇の先にちゃんと明るい向こう側があることを確認した気がします。

やりたかったことができなくなって初めて当たり前の大切さに気づくように、JC活動が今すぐ自分や地域にとって価値を感じるものばかりではないかもしれません。「私がこんなことやったって何の意味もない」と暗闇の中にいるようなもどかしい気持ち。

私自身もまだまだJCに所属している、明確な納得解はありません。

しかし、あの経験が自分を成長させてくれた。JCじゃなきゃあの人との出会えなかった。そんなひとつひとつの経験で、JCを好きになったり存在意義がわかった気になったりしたこともありました。

メンバーひとりひとりの、「なぜJCに所属するのか?」の答えは違うと思いますが、なるべく皆さんの気持ちに寄り添い、わくわく楽しくなるJC活動・組織運営を行っていきたいと思います。

ぜひともモヤモヤする気持ちがあったら喋ってください。辛かった経験をこっそり教えてください。成長できて嬉しかった気持ちを堂々と教えてください。

祈りの語源は、「意を宣べる」からきているそうです。

心の声に音をのせてお互いの気持ちを共感しあえたら、きっと地域のより良い未来を一緒に作っていけると信じています。

奄美大島青年会議所と奄美群島の明るい豊かな社会を祈って、1年間どうぞよろしくお願いします。

第63代理事長 沖 道成

公益社団法人奄美大島青年会議所
第63代理事長

沖 道成

プレジデンシャルリース伝達式

1月28日(日)
2024年度1月通常総会にて

太直前理事長から沖理事長へのプレジデンシャルリース伝達式を無事行うことができました。

公益社団法人奄美大島青年会議所 2024年度一月通常総会 a1 4747 強化 nr 2

出向役員


鹿児島ブロック協議会
財政審査局 局長

福島 幸樹


出向会員


鹿児島ブロック協議会
ブロック大会運営委員会 副委員長

菊 凛太郎

鹿児島ブロック協議会
ブロック大会運営委員会 委員

元治 雅市郎

鹿児島ブロック協議会
財政審査局 委員

伊東 真之介


組織図


理事長

沖 道成

直前理事長

太 勇太

外部監事

徳田 太一

外部監事

師玉 龍一

副理事長

元治 雅市郎

副理事長

菊 凛太郎

専務理事

福島 幸樹

事務局長

平城 修吾

事務局員

泉 初美

あまみ委員会 委員長

新納 由美

第51回ブロック大会準備委員会
委員長

伊東 真之介

徳之島委員会 委員長

福沢 太陽

与論委員会 委員長

原 令


委員会名簿


あまみ委員会
委員長

新納 由美

さくら保育園

委員

伊東 真之介

㈱伊東組

委員

徳永 貴子

さくら保育園

委員

盛 賢明

㈱里山興業

委員

平田 成史

奄美信用組合

委員

野下 雄大

㈱ボデーショップヒサオ

委員

中原 亮介

奄美大島信用金庫

委員

白畑 梓

奄美のあーさ

委員

池 知佳美

ラウンジローズ

委員

恵 元樹

Bar Genki

委員

黒木 一輝

鹿児島銀行

徳之島委員会
委員長

福沢 太陽

西川運輸㈱

副委員長

脇坂 隼人

合資会社徳田百貨店

委員

實吉 教磨

㈱福島葬祭

委員

森永 翔太

奄美大島信用金庫

委員

東 海斗

奄美信用組合

委員

勇元 崇伸

委員

富田 椋介

フレンドシップふれあい館

委員

藤田 幸樹

藤田運送

委員

島 和成

㈱きゅらしま館

与論委員会
委員長

原 令

㈱原建設

副委員長

川畑 佑太郎

川畑建設㈱

◎お問合せ

奄美大島青年会議所では、各種問い合わせを受け付けております。
事業や入会に関する内容などお気軽に問い合わせください。

公益社団法人 奄美大島青年会議所 事務局
TEL:0997-52-1212
FAX:0997-54-0063
Mail:amamijc@po.synapse.ne.jp


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