
Top Message
理事長所信
公益社団法人奄美大島青年会議所 2025年度スローガン
点を繋ぐ
基本理念
自分の為に有益な時間を過ごすことで
社会に貢献しよう
基本方針
会員拡大の促進
奄美大島JCを無理なく、強い組織にする組織改革
ブロック大会 in 奄美大島の開催
理事長所信
はじめに
今あなたは、幸せだと思いますか。
自己啓発本を書いている経営者が、その本の中で「足元をみて幸せを感じることの大切さ」を説いていました。幸せの価値を考える時に何処に重きを置くかということなのです。
しかし、「奄美群島は経済面から考えると幸せな環境と言えますか」と問われたときに即答で、「幸せな環境です」と答えられる人は少ないかもしれません。私が話す20~40代の方と奄美群島の経済面を話題に話をするとマイナス的な発言が多く見受けられます。もちろん時代の変化と共に人口の減少や物価高など日々厳しい状況になっていることは言うまでもありません。しかし、ここで暮らす私達にはこの奄美群島の中で強くなっていく必要があります。
自分の価値
私は、3兄妹の末っ子として生まれましたが、兄が重度の知的障害があった為に跡継ぎとして厳しく教育されました。しかし、学生生活の中で私は協調性がない上に、勉学がとても苦手で両親の期待に応えることが出来ませんでした。島のコミュニティーの中でも七光りとして周囲からの目にストレスを感じる学生時代を送り、15歳の頃島から逃げる様に出て行ったことを今でも覚えています。平日は働いて、休日は通信制の学校に通う日々を送っていました。学が無い私が仕事をする上でやっていたことは、他の人より仕事に向き合う時間を増やすこと、上司からの無理な要求も全て答える努力をすることでした。知識量やスキルではなく、熱量でカバーしようと必死でした。そんな効率の悪い働き方をしている私を上司や先輩方は、人間味のある部下として可愛がってくれて、真っすぐ貪欲に働くことが私の価値だと教えてくれました。それまでの私は勉学に向き合うことも出来ず、決して人様に胸を張れる生き方をしていませんでした。ですが、15歳から23歳まで島に戻るまでの社会人として経験が今の私の大部分を占めていたと言っても過言ではありません。私はこの時期に、人より仕事に向き合い、人より仕事に時間を使って自分の価値を高めることが自分の生きる道で私自身の価値を高める方法なのだと感じる様になりました。
会員拡大の促進
奄美大島JCは、海を隔てて全委員会がわかれている組織です。
会員間のコミュニケーションは取りづらく、JCの強みである会員通しの繋がりも、強固に構築し難い環境化にあります。
奄美大島JCの会員数は最盛期に150名程の会員を有し、鹿児島ブロック内で2番目に歴史のあるLOMです。少し本気を出すことでJCという組織が奄美群島全土に認知される組織となるのではないかと考えています。その為には、一丁目一番地に掲げる課題は、会員拡大であり、奄美大島JCを存続させていく為にはアクティブメンバーの負担軽減を念頭において、会員拡大を成功させることが絶対的に必要不可欠であると考えており、あらゆる事業において会員拡大の要素を盛り込む必要があります。
奄美大島JCの組織改革
私は2019年にJCへ入会しました。
翌年にはブロックの委員長をしてから、粗毎年ブロックや地区、日本に出向してきました。
それは、普通では簡単に獲得出来ない強い絆をもった仲間が出来る環境であり、自身が人としてもビジネスマンとしても成長するうえで最良の環境だと感じたからでした。仲間は出来ましたが、残念だったのは、「奄美ってどこ」といった声が多かったことです。
私はLOMを強くしたいと考え活動をしていた時期もありました。しかし、頑張れば頑張るほどLOMでの活動は自分の首を絞めるばかりで、自身の為にLOMの外だけで頑張ろうと考えるようになっていました。JC活動をする上で、外に出て行くことは誰かがしていかなくてはいけません。LOMのフォロー体制が無ければ、外で活動することは簡単ではありません。それぞれの環境がある中で今出来ることを必ずやる。そんなメンバーで支え合っていける強いLOMになる必要があります。
新規事業が出来るLOMへ
私達、青年会議所は地域貢献をすることが大前提です。しかし、もう一つ重要なことがJCIの三信条「修練」「奉仕」「友情」です。この三信条無くして、JCIの活動をする意味はないと私は、考えます。
計画から実行まで、JCIはあらゆる壁を乗り越えて行きます。
もちろん通年事業でこの三信条が揃わないと言っている訳ではありません。ですが、新たな事業をどのような形で行い、どのように広報して、どのように関係団体と協力体制を築いて行くのかなど。その新しく考えるというプロセスこそが人として成長にとても必要だと感じております。
2019年の11月新型コロナウィルスが発生し、2020年には日を追うごとに世界中にウィルスが蔓延し、経済の疲弊に伴いJC活動も難しくなっていきました。そんな中でも私は事業を行うことが重要と考え、出来る方法を考えて事業を全うしました。「修練」と「奉仕」があり、当時一緒に頑張ってくれたメンバーとは、特別な「友情」が生まれました。このような経験を経て、自身の糧になる経験をぜひ味わっていただききたいと考えています。そんな自分がしたい事業が出来るLOMにする為に通年事業を実行委員会化出来るように働きかけていきます。
鹿児島ブロック大会in奄美大島
2025年度に「第51回鹿児島ブロック大会in奄美大島」が奄美大島JC主管のもと開催されることとなりました。ブロック大会は、鹿児島ブロック内で最大発信の場で多くの地域益が得られる事業となります。私達奄美大島JC主管で行われるのは2011年に開催され14年ぶりの開催となり、この14年間で時代の流れは大きく変化し、この奄美大島JCの在り方も変わってきています。
当時を知るメンバーはいない中で、14年前とは違った今の奄美大島JCをアピールし、地域益を最大限発揮することが出来れば地域からも他LOMからも奄美大島JCを認めてもらえるきっかけになるのではないかと考えています。奄美大島JCだから出来ること、奄美大島JCしか出来ないことをこのブロック大会でアピールすることが今後の奄美大島JCが継続していく為に必要なことだと感じています。ピンチをチャンスに出来ることを体現できる大会になるように実行していきます。
最後に
奄美大島JCで活動することは、多くの人にとって難しい問題があるかもしれません。
ですが、私達が暮らしている奄美群島という環境は簡単には変わりません。
今、皆さんが出来ることを出来る範囲内で動く意識をしていただきたいと思っています。奄美大島JCのメンバーは、動けば他のLOMに負けない方々が揃っていると自負しています。
未来を見据えて点を線で繋ぐことは出来ません。
過去を振り返って点と点が線で繋ぐことが出来るのです。
人の浅はかな知恵では、測れないものが動くことで感じ取れるかもしれません。
一緒に一年間、前だけを見て走った後に点を繋ぐことが出来たら、とても嬉しいと思っています。
皆さんの一年が、これからのキーポイントとなれるよう願っております。
一年間共に走り抜けましょう。宜しくお願い申し上げます。

公益社団法人奄美大島青年会議所
第64代理事長
福島 幸樹

出向役員
鹿児島ブロック協議会 LOM支援委員会
委員長
田畑 龍人
出向会員
鹿児島ブロック協議会
各委員会
奄美大島青年会議所 全会員
組織図
◎お問合せ
奄美大島青年会議所では、各種問い合わせを受け付けております。
事業や入会に関する内容などお気軽に問い合わせください。
公益社団法人 奄美大島青年会議所 事務局
TEL:0997-52-1212
FAX:0997-54-0063
Mail:amamijc@po.synapse.ne.jp